証券会社Traders Trustが新しいプロップトレーディングブランド：TradingCultを正式に発表

証券会社Traders TrustのCEOであるNicola Berardi氏は本日（金曜日）、新しいプロップトレーディングプラットフォームTradingCultの立ち上げを正式に発表しました。

BerardiはLinkedInでTradingCultの発表を行い、「3か月間の不断の努力の末、私たちのチームは信頼、革新、協力を基本原則とする会社を設立しました」と述べました。

Traders TrustとTradingCultの関係

BerardiはTradingCultプロップトレーディングプラットフォームの創設者兼CEOであり、Traders TrustのCEOも引き続き務めます。彼はこの職位を15年間務めており、以前にはSaxo BankとSynthesis Bankで財務責任者を務めた経験があります。

Berardi以外に、TradingCultのLinkedInページには1人の従業員しか記載されておらず、その人物はTraders Trustでも同じ職位であるビジネス開発マネージャーを務めています。

BerardiはTraders TrustとTradingCultを明確に関連付けていませんが、2つのブランド間の関係は明らかであり、キプロスで同じオフィススペースを共有しています。

Traders Trustのプロップトレーディング業界への参入は、証券会社のプロップファーム市場への関心が高まっていることを示しています。

過去にも多くの証券会社がプロップトレーディング市場に徐々に参入しており、例えばOANDA、Axi、Hantec Markets、ThinkMarketsはすでにプロップトレーディングプラットフォームを立ち上げており、他の多くの企業も同様のプラットフォームの立ち上げを検討しています。

同時に、規制当局もプロップトレーディングに注目し始めています。汎欧州規制当局ESMAはプロップトレーディング会社の予備調査を開始し、業界の規制の可能性について議論を行いました。

さらに、チェコ国立銀行が初めてプロップトレーディング会社に言及し、その一部が「MiFID規制枠組みの対象となる可能性がある」と強調しました。これは規制当局がこのような声明を出した初めてのケースです。